無事退院!ミューの手術のこと

入院4

ミューが6日間入院していました。

9月中旬から10日おきぐらいに、空腹時に血混じりの嘔吐が始まりました。もともとお腹が減ると吐くタイプなので、胃液や胆汁を吐くぐらいなら、獣医さんに行くことはありませんでした。

でも、血が混じると話は別。最初は胃酸を抑える薬で様子を見ていたのですが、10月下旬になっても血混じりの嘔吐が続くため、内視鏡検査をすることにしました。

 

入院5

もちろん何回かエコー検査はしています。でも、エコーでは胃の内部の様子ははっきり分かりません。しっかりと検査をするためには内視鏡検査(バイオプシー含む)が必要です。1か月も血を吐くのは、何か異常なことが起きている訳で。

しかも、ミューは現在13歳。手遅れになる前に、全身麻酔が必要な内視鏡検査をしてでも、原因を突き止めるべきだと判断しました。

この機会に、1cm大の膀胱内のシュウ酸カルシウム結石を摘出する手術もしました。この石は放置しても良かったのですが、外におしっこと一緒に排出するには大き過ぎるそうです。

石は大きくなることはあっても、溶けて小さくなることはないようです。この石が大きく育ってしまった頃には、体力・年齢的に手術は無理になるかもしれないし、今が摘出するチャンスでした。

 

ミュー入院

また、お腹を開けた際、子犬の頃にした避妊手術の跡が縫合糸反応性肉芽腫(糸アレルギー)になっていたことも分かり、急遽、肉芽腫の部分も摘出してもらいました。

 

入院3

ついでに、歯石のスケーリングも少し。なんだか盛沢山になってしまいましたが、どれも難しい手術ではなかったのが幸いです。

この手術の一番の目的、内視鏡検査ですが、胃がんの可能性もあると事前に言われていました。ネットで犬の胃がんについて検索をすると、ポジティブになれる答えは見つかりません。

 

入院2

気になるバイオプシー検査(生体組織採取検査)の結果ですが、胃がんではなかったです!!胃の一部に軽度の線維化が見られ、十二指腸は軽度の胃炎でした。線維化してしまった部分は元に戻らないけど、胃炎は早く治るよう、今は薬で治療中です。原因が分かって、本当に良かったです。

 

入院6

退院した日の1枚。普通に歩いて帰ります!エリザベスカラーも不要。犬の回復力に驚くばかり。今日は、お腹の抜糸をしてもらいました。次は1ヶ月後の検診です。

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よく吐くワンちゃんと暮らしている飼い主さんへ
嘔吐物に血が混じっていたら、すぐに獣医さんに診てもらうこと。その際、嘔吐物の写真を撮っておく。写真だと撮影時間が分かるし、嘔吐物の状況を口で説明するより写真で見せる方が正確に伝わります。犬はよく嘔吐するので、つい飼い主による「様子見」をしてしまいがちですが、空腹時の嘔吐や草の吐き戻し以外の「様子見」は絶対にダメ。当日、または翌日にでも、病院へ行きましょう!

コメントをどうぞ!

  1. ミューちゃん、良かったです!
    そして、とても参考になる記事でした。

    うちのワンコも茶色い方が良く吐きます。
    主に空腹時ですが、ごくたまにですが食後にも。
    汚物をよく見るようにしてみます。

  2.  ミューちゃん6日間も入院だったなんて、ご心配でしたね。
    半面、入院期間にいろいろ処置もしていただいて、元気に退院。
     よかったよかった。

    また美しく素敵なキャンプの記事を楽しみにしています。

  3. 胃ガンで無くて良かったです。
    ほんと心配でしたね。
    うちのマロンも手術の時に歯のスケーリングしてもらってました。
    ワンコの回復力はすごいですね。

  4. >>1
    食後すぐにフードを吐くなら、嘔吐ではなく、吐出かな? 吐く頻度が増えたら要注意です。チワワちゃんは体が小さいから、いざ全身麻酔となると不安ですから。

    ご心配した頂き、ありがとうございました!

  5. >>2
    13歳なので、あちこち少しずつ心配なことが増えてきています。でも、今はすっかり元気です。12月にはキャンプに行けたらと思っています。

  6. >>3
    マロンくんも、手術の際にスケーリングしてもらったのですね、スケーリングの処置が全身麻酔が必要だから、ほかの手術の時でも、スケーリングはお願いしておくといいですよね。ミューはほとんど歯がないけど、残っている犬歯だけでもキープしたくて。

    本当、わんこの回復力は驚きます。手術した翌日には元気いっぱいにご飯を食べてましたよ!