【京漆匠 象彦】使い続けて10年以上、漆塗りのお椀を修理する

象彦お椀1

買い替えるのは簡単。修理はお金も時間もかかります。でも、好きなものは直してでも使い続けたいと私は思っています。たしか12~13年ほど前、象彦で漆のお椀を購入しました。少し前からヒビと欠けが気になっていて、ショールームへ相談に行きました。お店の方から今回は修理をして、次回修理したいと思った時に買い直してはいかがですか?という提案を頂きました。

象彦お椀2

修理に10ヶ月。新品と見間違うほど、完璧に直っています!このお椀は朱漆の上に黒漆が塗られ、使い込んでいくうちに右のお椀のように下の朱色が出てきます。華やかさはありませんが、経年変化を楽しめるお椀なので、長く使っていても飽きません。

象彦お椀3

修理代は約5,000円。当時の1客分とほぼ同じ。それでも、直して良かったと思っています。(刻印も元通り。あったことも忘れていました。)

弥生椀は、象彦の中では安い価格帯のお椀です。それでも、買った時は、少し贅沢なお買物だと感じていました。でも、10年以上ほぼ毎日使っているので、いいお買物をしたと思っています!

お箸も直せます!

お気に入りの器は、金継ぎで直そう。

木のまな板は、削って再生できるよ。

急須もお直ししましたよ。

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