寒さが苦手な方はキャンプをお休みされていると思います。冬キャンプが好きな我が家も、キャンプへ行けない日々が続いています。そんなキャンプへ行かない時期に、キャンプ道具の片付けをしてみませんか?
といっても、何から始めていいのか分かりませんよね。今回の記事では、キャンプ道具の収納の基本的な考え方をお伝えします。
SNSや雑誌で紹介されるキャンプ道具の収納は非現実的
SNSやアウトドア雑誌で紹介されるキャンプ道具の収納の写真、オシャレ過ぎて自分には真似できない!と思ったことはありませんか?まるでアウトドアショップのディスプレイのようです。
記事を読んでみると、家を建てる段階で、キャンプ道具専用の収納スペースを確保されています。ここで、賃貸マンション暮らしの私は「やっぱりね!」と思う訳です。スタートの地点から次元が違います。持ち家の人でも、新たに専用の収納スペースを設けることは容易ではありません。大々的なリフォームが必要です。
あのオシャレな収納スタイルは素敵とは思うのですが、大多数の人が参考にならない収納スタイルと言っても過言ではありません!
見せる収納 vs 隠す収納、どっちが好き?
みなさん、見せる収納と隠す収納のどちらが好きですか?私は隠す派です。モノが少ないスッキリした空間で過ごしたいので、隠せるモノは全て隠したい。キャンプと一緒で、家でもシンプルが好きです。
見せる収納
SNSやアウトドア雑誌で見かけるキャンプ道具の収納の写真は、どれも見せる収納です。写り込んでいるインテリアまで統一感ばっちり。隙がないほど完璧です。あれを真似するのは、結構テクニックが要るんですよね。色使い、モノの配置、余白(空きスペース)の取り方など、収納上級者向き。
・収納とインテリアの統一感がある
・テクニックが必要なため、収納上級者向け
この号を読みました。設計段階で収納スペースが設けられています。キャンプ道具ではないですが、物量がすごいので、よく整理して収納したなと感心します。男性は好きかもね!
隠す収納
一方で、キャンプ道具の隠す収納を取り上げた記事は、見たことがありません。ごちゃごちゃして写真映えしないのが一番の理由だと思いますが、難しいテクニックが要らないところがいい所だと思うんですよね。誰でも、ちょっとしたコツで簡単にできる収納スタイルです。
ちなみに、収納のノウハウ記事をよく掲載している主婦向け雑誌では、レジャー用品を取り上げていても、ライトキャンパーだったりするので、物量が圧倒的に少ないんです。もちろん、物が多くても少なくても、ノウハウの活かし方は同じなのですが、やっぱりヘビーキャンパーの収納を見てみたいですよね!
・難しいテクニックは不要
・誰にでもできる簡単な収納スタイル
マンション暮らしは、見せる収納が難しい!
今は以前より少し広めの部屋ですが、東京ではコンパクトな1LDKに住んでいました。リビングや寝室などの一角を、キャンプ道具の収納スペースとして確保することは無理でした。
もちろん、家の外にキャンプ道具を収納する選択肢もあります。街でよく見かけるトランクルーム、東京の都心部では、1畳のスペースで1ヶ月約2万円以上(名古屋の都心部は1畳1.5万円以上)のレンタル費用がかかります。短期利用ならアリですが、年間24万円以上を家賃や駐車場代以外に払い続けるのは、我が家としてはナシです。
つまり、都心のマンション暮らしを続けたい我が家は、何がなんでもクローゼットや納戸の中に、キャンプ道具を収納するスペースを確保しなければいけません。オシャレ収納とか言っている場合ではないのです!
私も10年以上前、半年ほどキュラーズで借りたことがあります!
自宅に合う実現可能な収納を目指す!
戸建でもマンションでも、空き部屋・スペースがあればオシャレな見せる収納は可能です。でも、そうでない場合は、我が家のように隠す収納を取らざるを得ません。上の写真ですが、我が家のキャンプ道具です。クローゼットの中にあります。紙袋・ビニール袋、S字フック、統一感のない引き出し・ボックス。オシャレ要素ゼロ、これがリアルな収納です。
メタルラックは、ホームセンターのコーナンで買いました。ちょうどコレ。
キャンプ道具の収納の目的とは?
見せる収納も隠す収納も、共通の大事なポイントがあります。ただ棚に並べたり、ボックスに納めたりすればいいというものではありません。何のためにキャンプ道具を収納するかということを明確にしておきましょう。
私が考えるキャンプ道具の収納の目的は以下の2点です。
・忘れ物をしないこと
片付けやすいこと
準備のしやすさより、片付けやすい収納にすることが大切。キャンプへ行く前は、気持ちが高まっているので、楽しく準備ができますが、片付けは面倒くさい!と感じる人が多いのではないでしょうか。パズルのような複雑な収納にしたり、手の届かない高い場所、奥まった場所に収納しないように!
また、片付けやすさを重視することで、結果的に準備のしやすい収納につながります。
もう1点、家族の中で片付けが一番苦手な人が片付けられる収納にしてください。目指すは幼稚園です!幼稚園ではオモチャの片付けができる子が、家で片付けられないのは難しい収納になっているためです。ボックスに入れるだけ、置くだけみたいな簡単な収納を目指してください。
忘れ物をしないこと
キャンプでタープを忘れた!寝袋を忘れた!ということにならないためにも、キャンプ道具は1か所にまとめて収納したいです。家中からかき集めて準備をしていたら、必ず忘れ物をします。
でも、実際は1か所にまとめるのは難しいですよね。前の家では4か所(リネン庫、寝室、クローゼット、キッチン)に分散して収納していました。大きな収納がなかったため、空きスペースを確保することで精一杯でした。今は2ヶ所です。前より忘れ物は確実に減りました!
まとめ
今回は、隠す収納をおすすめするスタンスで、キャンプ道具の収納について考えてみました。記事を参考にして頂き、キャンプシーズンが始まる前までに、キャンプ道具を整理してみてくださいね。
次回の記事では、具体的に我が家のキャンプ道具の収納を写真と共にご紹介する予定です。では、お楽しみに!
コメントをどうぞ!
分かるー!
うちも徹底的に隠す派です、テント以外のキャンプ道具はクローゼットにまとめて保管、テントだけが別部屋のクローゼットに立てています。
キャンプで使う小鍋を料理に使ったりしているので、お鍋類はキッチンに最近移動させました。
まとめて保管してあると本当に便利ですよね、片付けも必ずそこに戻せばいいルールができているので、片付け苦手な夫に頼むのも楽。(笑)
次のアップも楽しみしてます〜。
分かってもらえて嬉しい!徹底的に隠して、スッキリ暮らしたい人もいますよね!そういう記事の特集とかあったら、私は絶対に読むんだけどな。
私も以前はキッチン道具はキッチンに置いていましたよ。収納が多いキッチンだったので、使っていないスペースを利用していました。
>片付けも必ずそこに戻せばいいルールができているので
その通り!ルールのある収納が理想の収納だと思います。素晴らしい!